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2014年02月09日

体調不良で一週間お休み

先週始めガクンと体調を壊してしまった。
ここ二カ月ほど不規則不摂生の見本のような毎日が原因なのはわかってるんだけど。
そんなんで先週は竿も手付かず、ここに来てようやく復活かなってとこ。

てな訳でブログネタは無いし。。。。

もう少し体調整えたらガッツリいきますから
それまでちょっとお休み。すいません。ぺこ。



解禁まであとひと月切りましたね。
はやくこんな川へ行きたいな!!!

  

Posted by ひさ父 at 18:16Comments(5)竿作り

2014年02月02日

大忙しで先へ進まないこと。。

どうも忙しくてだいぶストレス溜まってきた。。
え~と断熱材の熱抵抗値がいくつで窓の熱貫流量はいくつで
この梁の曲げ応力は、、、おっとここに支点反力がかかるから。。。ふう~。。。
ってな毎日です。ここんとこ(笑)

こんな調子なので竿のほうは手がつかなかったけれど
少しの時間なら取れるようになったので気晴らしにちょいと。

先週リールシート用にと注文した屋久杉のブロックが届いていた。
こいつをちょっといじってみる。


真ん中の節の周りが面白そうなのとその周りも少~し縮杢っほい。

まずは節周りでなんとかいい杢目が出るようあっちを切ってこっちを切って。


打合せまでまだ時間あるから
旋盤回してどんな杢目が出るか削ってみると


おっ、いいじゃん。
さすが屋久杉、きれいでおもしろい木目が出てきた。
屋久杉とは言え杉は杉なんでちょっと柔らかいけれど
こいつは絶対オイルフィニッシュで仕上ないと。
合成樹脂で固めちゃったらこの木目は台無しになっちゃう。

ついでにおとなしい目のほうも削ってみると


色こそおとなしいけれど木目はクッキリでこれまたいい感じ。
しばらくはこいつらで行っちゃいましょう(笑)

さて、ちょっと気分が晴れたから仕事しよっと。。。。。




  

Posted by ひさ父 at 18:14Comments(0)竿作り

2014年01月20日

こんな竿振ってみた。

今日も本業忙しくで竿作りはお休み
でも合い間に竿持ち出してキャスティング(笑)

今日持ち出した竿はこれ


カンパネラのC3833、3ピースで長さは8’03”で番手は#3ってやつ。
何年か前フライフィッシングにはまりだしたころ
買おうかな?って迷ったけれど結局3754を買ったんだっけ。
じゃあどうして手元にあるかって言うと
長めで定番手の竿振ってみたかったから。
聞くとこによればこの竿なかなか癖もちのようで
普通のカーボンの竿とは一味違うらしい。
どう違うかってのは自分で振って見なきゃわからないけど。。。

ラインを通して一振り。
ん?なんか違うね、普通のとは。
軽くラインを出して振るとボヨンとティップがお辞儀する。
もちろんカーボン(グラスコンポジットらしい)のティップだから返りは早いけどボヨンボヨン(笑)
う~ん、ちょっと竹竿っぽい。
しかもティップが強くなっちゃった私が作るテストロッドみたい。
そうちょうどそんな竹竿と普通のカーボン竿の中間。
振った時の反発力や持ち重り感もそんなとこかな。

忙しい時の一息抜きにこんなちょっと癖のある竿振り回すのもなかなかいいかな(笑)
さて仕事に戻ります。。。。  

Posted by ひさ父 at 18:08Comments(0)Rod

2014年01月17日

今年はこれで行きます。

毎日朝から晩まで図面ばかり見てると
全部放り出して釣りに行きたくなってしまう。
せめて竿でもいじれればまだいいんだけど。。。
そんな時はたいてい釣道具が増えていく(笑)

今回もそのとおり、こんなものが仲間入り。


パタのStealth Hip Pack。
川で釣りをする時はその機動性や収納力ではベストが一番なのはわかっているけど
なにせ私には似合わない。ほんと似合わない(笑)
それにフライを始めたころ釣り場でベスト着た人みると
なんか大袈裟に見えて違和感を感じてた。
その名残か今でもどちらかというとバッグ派。
でも有名どころのバッグを肩にぶら下げるのもあまりに出来すぎでこれもいまいち。
それでヒップバッグの出番って訳で。
ヒップバッグだったら容量さえ確保できれば釣り用じゃあなくても良いんだけど
アウトドアな店探してもどれも帯に長し襷に短し。

そんな時に忙しさと釣り恋しさがWebShopのボタンを押してしまう(笑)

さてこのバッグ中にはこんなものもついてる。


一番外側のフラップがやわらかい樹脂でその内側に大きなフライパッチ。
いかにもフライフィッシング用ですとばかり。
でもこれって使わないよな。パタさんどんなもんでしょ。。

長々とベストを着ない言い訳書いたけれど
とにかく今シーズンはこれで通します。
でもどうみてもフライボックスはせいぜい二つだな。
まあおかげで巻くフライは少なく済むけど。。。。。(笑)

  

Posted by ひさ父 at 17:29Comments(0)Tool

2014年01月15日

Wビルドのお顔

昨日今日はこの静岡でも冷たい日だった。
今日は午前中チラッと白いものが舞ったりして。
でも寒い地方の方から見れば笑われちゃう。。。

昨日は仕事の合い間に現在進行形の69と73のラフカットしちゃうっと作業始めたところで
いつも御世話になってるT氏と長電話。
T氏には昨シーズン中随分と御世話になったけれど
今年もずっぽり御世話になります。よろしく!

さて昨日は日没作業終了だったので
今日は朝早い時間にさっさとラフカットを終わらせる。
カットが終わったスプリットは六本束ねて余長を残して長さを揃えて
仕上げ削りが出来るよう整える。

これが長さ揃えが終わった姿


左2本が7’03”で右が6’09”っていってもラフカットなんで太さはいっしょ(笑)
両方ともバットセクションはWビルドなのでこんなお顔。
ちょっとアップしてみると竹の違いがよくわかるでしょ(笑)


仕上げ削りで太さはしぼられるけれど断面構成はもちろん変わらない。
バットセクションの外皮(アウター)は淡竹で厚さ1ミリ
内側はトンキンをカチカチに焼き入れしたもの。
そしてティップセクションは今回から全部トンキンでソリッド。
さてさてちょっと本業が落ち着いたら仕上げ削りしたいところだけど
いつ落ち着くやら。。。。やれやれ。。。。
  

Posted by ひさ父 at 18:16Comments(0)竿作り

2014年01月13日

新しいコーティング材とスレッド

この三連休、本業で尻たたかれて図面書いたり計算したり。
竿のほうは合い間合い間にちょこちょこ。
こんな時は集中できないから細かい作業に手を出すと痛い目にあう。
じゃあこの前仕入れたコーティング材のテストでも。

今度仕入れたコーティング材は素材は自然オイルで
それにポリウレタンなどを混合したもので、オイルなの?塗料なの?
しかもポリウレタンを硬化させるので主材と硬化材の二液性。
それに専用の希釈材を加えてというちょっと面倒くさいシロモノ。

それでは分量間違えずに準備していざコーティング開始。
それにしてもこいつ随分とサラサラ。
水とほとんど変わらないぐらいなので塗りやすいこと。
いままで使っていたエポキシなんかだと布でゴシゴシ擦り込む感じだったけれど
やわらかい布に含ませてサーっと塗るだけ。
とても塗りやすいし仕事が早い。
二液性で硬化剤が反応して固まるので塗ったら保温ブースへ入れて
どれぐらいで次に進めるかテスト。


ちょっとわかりずらいけれどけっこう浸透性もいい感じ。
ところでテストに使ったブランクは夏前に作ってそろそろ塗装って時に
Wビルドに切り替えたために研磨済みでそのままになっていたのブランク。
さて説明書どおり一晩おいてブースから出すと
研磨済みの表面にきれいに浸透硬化していてちょっといい感じ。
研磨用の布で表面をよくこすって2回目のコーティング。
今度は5時間ブースで寝かせて取り出してみると


思った以上にコーティングされて艶もけっこう出だしている。
じゃあもう一回塗ってみたらでテストブランクはブースでお休み中。
明日朝あたりどうなってるか楽しみ楽しみ。

今回のテストでコーティング材としては今のとこ合格かな。
とにかくこんな季節でも硬化までの時間が読めるってのは大助かり。
二液を混ぜるのは手間だけどそれはエポキシも同じこと。
これ、もしかしてとってもいいかも。

もうひとつ材料ネタ。
去年の夏からうちの竿の定番になったのガイドスレッド
ティップに使っているライトオリーブのシルクスレッドが残り少なくなってきたんだけど
どうやらアメリカ産で国内在庫も怪しくなってるようで
代替を探してこのスレッドを取り寄せてみた。


ものは京都のキロワールドさんのスーパースレッド。
色的にはいつものよりちょっと濃い目。
さて巻いてみたらどんな色でしょう。
このスレッドも今コーティングしているブランクに使ってみることに。
で、出来上がった竿はどうするの?なんだけど(笑)
  

Posted by ひさ父 at 17:38Comments(0)竿作り

2014年01月08日

ちょっと思ったこと

今日は天気予報どおりの雨模様
竿作りのほうはまだ屋外作業が多い段階なのでお休み。
それより暮れから未消化の本業にあたふた。
そんな手を動かす作業をしない日なのでちょっと頭を使って考えてみた。

自分が見よう見まねで竹竿を作り出してはや数年。
試行錯誤の連続だったけれどここへ来てようやく自分の作る竿のデザインが固まってきた。
その中でちょっと、まだ未消化というか頭の中で納得してない事がある。
それは竹のこと。
今作っている竿に使っている竹は和竹(淡竹)とトンキン。
以前は和竹だけで作ってきたけれど
どうしても和竹だけでは思うような竿にはならなかったから。
でもようやくいいところまで漕ぎ着けたような気がする。

6’09”のスプリットが出来上がった。


やれやれと思いながら出来上がったスプリットを見てたら
ちょっと靄ってた頭の中に浮かぶことあり。
そう、今作ってる竿はきっと随分と真面目ににフライフィッシングのこと考えた竿
これはこれで良いんだけれど
もうちょっと肩の力を抜いてお気楽な竿もあって良いんじゃない?
ちょっと違う意味で釣りが楽しい竿ってのもどう?
なんて思いが浮かんできた。

暮れから正月に掛けて用意された小割のピース


実は暇を持て余してた祖父に下請け出して(笑)作ってもらった全部淡竹のピース。
こいつらだけで作る竿もあっても良いじゃん・・・・


  

Posted by ひさ父 at 18:50Comments(2)竿作り

2014年01月07日

竹の焼入れ

昨日から鼻水が止まらない。
くしゃみが出だすと5回は続く。
咳もごほごほ、ちょっと悪寒が。。。
とまあみごとに風邪引きました(笑)
外は穏やかな冬の晴れ間でキャス錬日和なんだけどな。。。。

今回は竹の焼入れのお話。
竹竿作りの手順本なんかだと長い金属のパイプを使って
中にスプリットを入れて熱風で焼入れってのが常識。
でも常識はずれな作り方をする私の場合はまったく違う焼入れ方法。

竹の節をカットしてノードレス用に竹を小割りする前に表皮をバーナーで真っ黒く炙る。
これで表皮側2ミリ近くは熱がとおる。(はず)
そして幅5ミリ程度に小割する。
小割したピースは使うセクションに合わせて肉抜きをしてピースの肉厚を揃えておく。
その後ノードレスのジョイント位置に合わせた長さにカット。
そして二度目の焼入れ。
今度の焼入れの道具は・・・・・アイロン(笑)
アイロンを高温にセットして
並べた小割ピースの上に直に載せる。
そして肉厚や焼入れの強弱にあわせて強制加熱。
焼上がりはこんな具合


この焼入れ方法のメリットは
一本のピースの両端は軽く焼いて中央はしっかり焼くとか
焼れ具合を変えることが出来ることと
ヒートガンなどの騒音が出ないこと。
だから夜中の作業にはもってこい(笑)
ピースの内側からも熱を入れれるのでかなりしっかり熱が入ること。
デメリットはとにかく時間がかかる事。
設備費としてオーブンよりアイロンのほうが数段安いし場所とらない(笑)
ぐらいかな。

と、いつもこんな焼入れをしている。
ちなみに2度目のアイロンでの焼入れで竹の重さにして5~7%ぐらい軽くなる。
和竿の焼入れのように高温の炭火でかりっとって訳にはいかないけれど
かなりカンカンに焼きは入るので今のところは良しとしてる。


風邪でしんどいところだけど年末に発注した荷物が届いた。


品名はオリオ2
モノは塗装用のオイル。
ただ普通のオイルと違って二液性で硬化剤で固めるオイル。
私の大好きなブランクの仕上げは
エッジがピシッとしたオイルフィニッシュなんだけれど
普通の木材用の浸透性オイルは何せ乾燥が遅い。
寒い時は一回の乾燥に数日かかったりもして仕上がるまでには一月コース。
それでオイルフィニッシュからちょっと離れて
最近はエポキシコーティング材の拭き塗りで仕上てきた。
しっかり拭き塗りを重ねたエポキシ仕上げのブランクは物性自体も申し分なし
そして仕上げまでの時間が読めるってのは作り手としてとても重要なこと。
ただひとつ残念なのは艶が今ひとつ好きになれない。

たまたま自宅の椅子をオーダーした家具工房でそんな話をしたら
これが良いよってこのオイルを教えてくれたので試しに取り寄せて。
試しにっていうには大量な量なんだけど(笑)
効能書きによれば20℃で一晩の乾燥時間
艶は半艶でしっとりとした仕上がり。らしい。。。
さてどんなもんでしょうか?
近いうちにテストテストっと。


さてさて、保温ブースでお休み中の6’09”用のスプリットは
ノードレスの接着も十分硬化したのでお次はバットセクションのWビルドの接着。


相変わらずのクリップの大行進です(笑)
これで6’09”の下ごしらえはおしまいでしばらく休憩しといてもらって
次は7’03”の下ごしらえっと。
あ~、鼻水しんど。。。。。




  

Posted by ひさ父 at 15:06Comments(0)竿作り

2014年01月06日

今年から1本1本すすめよう

年明け早々に準備したノードレス用のピース
ボチボチと作業に入ることに。

いままでは同じ竿だったら同時に作業を進めてたけれど
どうしても同じ作業が長時間続くと作業が雑になる。
ようは集中力が切れてくる訳だけど簡単に言えば飽きちゃうってことかな(笑)
そこで今年からはある程度の進行段階まで一本の竿に集中!
ってことでまずは6’09”を1本。

肉厚と長さを揃えた6’09”用のピース
今回はじっくり熱入れ
そしてノードレス用のスプライス加工をして接着


この写真で気がつく方はいるかな。
実はノードレスの接着位置が去年とは変わっている。
ブランクになったところでまた書こうと思うけれど
今年のGauche Rodはまたひとつ進歩ってことで(笑)

そしてたっぷりと接着剤つけてようやく所定の長さのスプリットに
ただいま保温ブースで養生中。
いつもだったら数時間でエポキシが初期硬化するのだけれど
今回はじっくり一晩お休みいただいて。


う~ん、なかなかしっかりと確実に丁寧な作業だこと。
言葉を変えればのんびりやってるってことだけど。
でも今年はこのペースで行きます。
悠々と悠々と、そして出来上がってゆく竿と話をしながらね(笑)

  

Posted by ひさ父 at 17:34Comments(0)竿作り

2014年01月03日

今年もよろしくお願いします。



<何年ぶりかの年賀状(笑) 小さな写真をクリックしてね>

年が明けて早三日目
今年も出遅れた模様
とりあえず謹賀新年です。

年も改まりさて今年はなんか目標でも立てようかな(笑)
とにかく今年はバンバン竿作って
バンバン釣りに行って
本業も新規のプロジェクトも始めるし
孫のふうちゃんともいっぱい遊んで(笑)
とにかくお馬さんみたいにパッカパッカ走りまくりましょう!


さてさて2014年モデルは去年の暮れ押し詰まったところから
フライングスタートしたけれど
大晦日と元旦はさすがにお休みで昨日から仕事始め
まずは暮れに用意した全部で竿10本分から
まだバーナーで炙っていなかった竹を炙って小割してどさっと作業台へ


さすがにすごいボリューム
これ全部を同時に手をつけるってのは全くありえない話で
まずは6’09”、7’03”、7’07”各一本ずつ作業開始。

いつものとおりまずはピースの表皮を一皮削って内側をマシンで肉厚揃え



今回から各セクションのピース数を見直して
だいぶ本数は減らすことが出来たけれど
それでもやっぱり三本分の加工は手間がかかること


さてお次はピースの長さを揃えて内側から熱源をあてて焼きいれて
ノードレスのスプライス加工して接着して
そこまでいったらバットセクションのWビルドして
ようやく1本の長いスプリットになるということで
・・・・・先は長いな(笑)





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Posted by ひさ父 at 07:11Comments(2)ごあいさつ

2013年12月30日

今年はこれでおしまい

今年も残すところあと二日。
長いようであっという間に一年が終わる。
竿作りもいろいろ試したり失敗だったり一喜一憂そのものの一年。
試行錯誤したバットセクションの強さもようやく先が見えたところだし
振り返ればなんとか前進はしてるのかなって感じ。

まだまだやり残したことがたくさんあるけれど
とにかく自分らしい竿を作りたいという希望は六部達成かな。

さてさて後ろばかり見ていないで
昨日からまたゴソゴソ始めた。
まったく年末だから掃除ぐらいしないといかんのだけど。。


年明けから手をつける竿の分。
左から6’09”用竿4本分で同じく7’03”4本分、
そして右が初めての長さの7’07”2本分。
これだけあれば春までは十分遊べるなって(笑)
まだ焼き入れの済んでない竹もあるけれど
この辺はお屠蘇気分でやっちゃうんでしょうね(笑)




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Posted by ひさ父 at 11:05Comments(0)竿作り

2013年12月28日

行ってきました。アンクルサムさん。

金曜日朝出発。
そして到着は午後。
行ってきました、アンクルサムさん。


それにしてもおもしろいお店だこと。
全国にフライ専門のショップがいくつあるのか知らないけれど
群馬は松井田という地方にあって一切通販やNETでの販売は行わず
とにかく来店くださったお客さんとだけのご商売。
そして店の近くにはちゃんと釣りが出来る川が流れていて。

見た目は寂れた釣具屋さん(失礼)
入り口のサッシもガタピシ(笑)
でも一歩入るとそこは所狭しと並べられたフライ用品
もう、たまりません!




そして私たちが作ってお店に並べてもらっている竿・竿・竿・・・・・




もちろんハンドメードのリールたちも

ここにしかない一品モノばっかり。
ついよだれが・・・・(笑)

もって行った竿は無事オーナー小板橋氏の検品も終わり
お店のほうに出してもらえるようなった。
そして私が前から欲しかったフライおじさん人形。
ゲット!です。





当日はコメントくれたノッチさんも寄ってくれて
いろいろな竿を振ってもらった。
お店でデモ用においてもらったフラットグリップな竿も
ラインを通して振ってもらったけど
どう?なかなかおもしろいでしょう!
グリップの握り心地は慣れるとちょっとヤバイくらいフィットしちゃうんだから(笑)

とまあ二時間ほどの短い時間だったけど
寒さも忘れて楽しい時間。

次のお店訪問は新しい竿が出来るころの二月を予定
さて帰って竿作らなくっちゃ(笑)






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Posted by ひさ父 at 11:05Comments(2)アンクルサム

2013年12月26日

アンクルサムさんへ 準備完了

クリスマスも終わってお次は新年を迎えるだけ。
なんだけど本業のほうは最後の追い込みで
今日も現場検査で走り回るはめに。。。

それでもなんとかアンクルサムさんへもって行く竿のほうは準備完了。
もって行く竿は全部で7本。
オーダーいただいていた竿が2本
店頭出品用が3本
そしてデモ用が2本

店頭出品用はこんなのやら


こんなの


もう1本は最後のコーティング中でまだブースの中(笑)

そして今回持っていくデモ竿は
テストロッドをフラットグリップに加工したもの2本で
スペックは73の#3と66の#3

こうしてみるとわからないけど


横から見ると


お決まりスタイル(笑)

実際にライン通して振ってみると
曲がります。グリップの中でググっと(笑)
73のほうはもともとバットの根元から曲がる竿だったけれどもっと曲がる
ちょっとマニアックな竿かな。
69のほうはもともとバットもしなやかなメディアムファーストってな竿
こいつをのグリップを削ったけれど竿の性格は変わらない。
でもちょっとパワーが出たかな?ってとこ。

どちらもアンクルサムさんの店頭でライン通して試せるよう
ラインも#3(ハーフ)をいっしょにお店に置いといてもらうつもり。
是非お試しあれ。


さて最後の一本もブースから出して準備完了。



ではでは、行ってきま~す!!

  

Posted by ひさ父 at 03:33Comments(2)竿作り

2013年12月21日

バンブーロッド教本

もう届くかなって待っていた本が届いた。


「バンブーロッド教本」
そのものずばり、竹竿の本。
フライフィッシング自体とてもがかなりマニアックな釣り。
そのなかでフライ用の竹竿はこれまたマニアックな存在なのに
こういった本が出されるってのはフライフィッシングってのは
いよいよもって不思議な世界だとおもう。
と言いながら私もその片隅でモゾモゾしてる一人なんだけど。

まだ60ページ足らずしか読んでないから
最初は昔からのバンブーロッドのことやらなんやら
その辺読んでるとバンブーロッドってこういう世界なのかなって思う。
まあ竹竿に特別な世界があるってこと、かなり不思議。

興味のある方は是非読んでみたらいかがでしょうか。
出版はこちらです。

さてさて来週には群馬松井田のアンクルサムさんへ出かける予定。
出かけるためにはこいつの面倒も見とかないとで


今年も冬タイヤに交換。
なにせ我が家からアンクルサムさんまでどんなコースで向かっても5時間コース。
どうせ行くなら景色がいいところを通ってと行きたいし。
野辺山を越えて千曲川の横を延々と北上、きれいな冬景色が楽しみ。

竿作りのほうは佳境のガイド取り付け。
スレッドはいつものオリーブの濃淡。


スレッド巻きは竿を作る工程の中でかなり苦手な作業。
ガイドひとつつけては一服の連続。
なかなか進まん。。。。。ふ~。。。。。



  

Posted by ひさ父 at 03:51Comments(2)いろいろ

2013年12月18日

リールシートのデザイン

6’06”と7’03”のブランクがコーティング中の間に
グリップ・リールシート周りの準備。
グリップはいつもどおり既製品を好きな形に加工するけれど
リールシートは前回から試行錯誤でオリジナルなものを作っている。
先だって出来上がった6’06”もその1本。
ただまだデザインをしっかり決めたいということで。

素材はトチのバールだけどかなり大雑把な杢目


ボール盤とインパクトレンチで穴あけ


そして旋盤でガリガリ削る。


削り始めてしばらくで形が見えてくる。


さて仮組みしてみて形を確認


リールフットの溝加工はこれからだけど
まあいいんじゃない(笑)

外にも細かいところで
フットを止めるリングの面取りやら研磨やら。
下二つが加工済み。


ここまでやったらついでにガイドの足を削っておく。


これやっとかないとラッピングで泣きを見るしね。

ここまで出来ればブランクのコーティングが済んですぐ組み立てっと。
やっと出口が見えてきたかな。


  

Posted by ひさ父 at 17:50Comments(0)竿作り

2013年12月17日

6’06”1本完成。それと・・・

週末は泊りで忘年会があったり家の用事があったりでバタバタ。
合い間を見てごそごそ竿作り。
まずは1本完成。


出来上がったのはオーダー品の6’06”でご希望は#4とのこと。
さてこのオーダーをいただいた時ちょっと悩んだこと
それは6’06”あたりのショートロッドだと定番は#3あたり
でも#4をということは短くても大きいフライを使ったり
風が強くても負けない竿をということかなと理解したけど
ただ強い竿にすると棒みたいな竿のなるんじゃないかとか
キャストが楽しくない竿になっちゃうんじゃないかとか。

結局出した結論は#4でもしっかりラインが載ってそれでいてバットしっかりってな竿。
そんなことを考えながら作った6’06”。
試しに振ってみたところほぼ狙い通り、
ただちょっと#3よりかな?
きっと#3でもいい感じだし、まあお好きなほうで使ってください(笑)

残りの2本は今回出来上がった6’06”と同じスペックのものと
7’03”の#4狙いなんだけど#3も載るよってな竿で
きっとこの7’03”はこれから私が作るさおの定番竿入りになると思ってる。
どちらもブランクのオイルコーティングが済んでガイド取付待ちで
完成まであと一息。

さてさてここでまたひとつお試しコーナー(笑)
以前から気になってちょっとやってみたりしたフラットグリップのこと。
実際にグリップを削って釣りをしてみた方の感想なんか聞くと
もっと大胆に削ったほうが効果がはっきり出そうなので
またまた削ってみた。


けっこう削ったつもりだけれどまだ削れそう(笑)

ちなみに上から見ると、、、なんか太いな、、、



実際に握ってみるとV字グリップだとちょっとしっくり来ない。


でもサムオンやインデックスだとかなり具合がいい。




よくフラットグリップにすると竿がぶれないとか
キャスト時の力の入れ具合がいいってのもわかる感じ。
実際にラインを通して振ってみるとまさにそのとおり。
そしてなにより感じるのはグリップの中でバットがしっかり曲がること。
この感じって自分的には大好き。
ちょうどグリップを握った薬指と中指の間ぐらいから素直に曲がりだすので
キャストのストロークが確実に3インチぐらい増えて、竿が長くなった感じがする。
よく言われるトルク感ってやつも出てるかもしれない。かもしれないだけど(笑)

と書くといいこと一杯なんだけど問題はその容姿。
やっぱり違和感でまくりだし大事な竿をいじめたくないし
いざやろうとしても失敗したらって思ったらできないし。
なんかいい方法無いものかな。。。。。。
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Posted by ひさ父 at 18:10Comments(4)竿作り

2013年12月11日

6’06”グリップ周りの作成

12月にはいって本業の図面書きやら申請書類の作成やらいろいろと毎日忙しい。
そんな中で合い間合い間に手を動かす。
製作中の6’06”はブランクが出来上がり現在コーティング中。
コーティングはエポキシの拭き塗りだけれど3回は吹きあげたいところ。
エポキシの硬化待ちにグリップ周りを作っておく。

今回のリールシートは以前カットしておいたトチを使ってみる。


こいつを旋盤でグリグリ削る。


削りあがったらエンドキャップを作ったりリングを用意して
コルクグリップも加工して、仮組みしてみて


今回のグリップはオーソドックスに万人向けな軽いシガー


ちょっとリールをセットしてみて


まあ、こんな感じかな。

さて他の方はというと
もう一本の6’06”と7’03”の1本目、それにお初の7’07”。
まずは6’06”と7’03”はバットセクションの仕上げ削りも終わって
接着硬化待ちで保温ブースでお休み中。
今夜時間があればティップセクションを削る予定。


7’07”はノードレス接着前の寸法加工まで終わってスプライス加工待ち。



まあこの3本で今年はおしまいかな。
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Posted by ひさ父 at 08:35Comments(0)竿作り

2013年12月07日

6’06”ガイド仮付け試振り

製作中の6’06”のブランクが出来上がった。


バットとティップはこのとおり。


バットエンドはWビルドの様相がはっきり。
今回の竿に使ったWビルドのインナー用はトンキンだけれど
今まで以上に強く熱を入れたのでそりゃ~カチカチに硬くなって
おかげで仕上げ削りは往生したこと(笑)

さてここまで出来ると早く振ってみたい。
フェルールの補強巻きをさっさと済ませてエポキシ染み込ませて保温ブースで固めて
ガイドを仮付けして振ってみる。


乗せたラインはSAGEのQuietDoubleの#4。
このラインはDTのボディー後半に緩いテーパーが着いているという
なんかWFの遠い親戚みたいなラインで
いつもハーフカットして使う私にはなかなかお気に入りのライン。
そんなラインを載せて振ってみることにする。

でも朝明るくなって作業場から竿もって外へ出ると見事な遠州の空っ風。
向い風だったり追い風だったり横から巻いたりと全くもって冬のお約束状態。
そんな中だけどとにかくガイドのラインを通して仮グリップを握って。
まず感じたのはさすが#4だけあって多少の風には負けないし。
それにWビルドのバットもしっかり曲がりながら仕事してくれる。
(秘密のお呪いもかなり効いてる感じ)
ただティップが今ひとつ違和感を感じる。
実は今回のティップのテーパー、今までの竿のテーパーをいじったところがあって
それはティップの下1/3ぐらいまでで、もう少しパワーを溜め込めるようした。
その影響が出ているのかもしれない。

バットがティップを放り出す力は申し分なし、
そのパワーがティップに入ってから加速度的にティップ先端へ伝わっていくのだけれど
その加速度がスムーズではない感じ。
でもそのタイミングをつかんで振れば、あの風の中でもとても気持ちよくラインが出て行く。
さてちょっとどうしましょ。
明日朝もう一度振ってみて結論を出さなくては。

とそんなとこで今夜は6’06”はいじるのは思案のためお休み。
じゃあゆっくり寝るかな、じゃなくて
こいつらが今度は私って言ってるみたい(笑)


上の出来上がってるスプリットは7’03”と6’06”の2本
下のピースは肉厚まで揃えた7’07”1本分。
さてどれからいじろうかな。。
  

Posted by ひさ父 at 18:38Comments(0)竿作り

2013年12月05日

マイペース マイペース ・・・・

これから組上げていく竿のこと考えていて
あれ?グリップは?ガイドは?
在庫を見たらあれも無い、これも無い。
あわててパーツ補充のオーダー出し。


頼んで二日でどさっと届いて。
ガイドはPac Bayのライトワイヤー
グリップはシガーの既製品
これでしばらくはOKでしょ(笑)

もうひとつ今日どさっと届いたもの
(写真の向きが(笑))


梱包を解いてないけどアルミパイプが12本
これでロッドケースも在庫OK(笑)

ところでグリップのことだけれど
フライロッドは昔っからコルクのグリップと相場が決まっているけど
外のものじゃあダメなのかな。。。。
また変な事考えそうな気がする(笑)

さて竿のほうは


クリップの行列は今朝早くにWビルドの接着をした7’03”のバット用のスプリット
手前にぶら下がってるのは仕上げ削りが終わって接着中の6’06”のバットセクション。
これが接着剤が硬化するまでにティップセクションの仕上げ削りっと。

明日天気が穏やかなら7’07”も手を付けたいけど。
まあマイペースマイペース・・・・・  

Posted by ひさ父 at 16:52Comments(0)竿作り

2013年12月04日

ぼちぼちだな~。。

一本の竿を作るのにその工程や手間の掛け具合を考えてみる。

まず節を切り取って半割りにして乾かした竹の表皮をバーナーで炙る。
表皮が炭化しないところまで焼いて冷やす。
半割りから幅5mmちょっとの幅で小割りしてその時作る竿に必要な本数を揃える。
だいたい各セクションで1本のスプリットにするのに小割した竹ピースは5本繋ぐ。
それが六面必要なので各セクションだと30本
それがティップ用とバット用、バット用はWビルドにするので倍必要で
全部で90本必要になる。

そして揃えた竹ピースを今度は厚さ加工。
これはノードレスで作るスプリットの長さの精度を上げるためと
Wビルドにするために必要な肉厚を揃えるための作業。
ちなみにティップ用は厚さ2.5mm
バット用はインナーが2.5mmでアウターは1.0mm。

肉厚が揃った各ピースを必要な長さにカットする。
カットする長さは竿が出来上がった時のガイドの位置から割出しておく。
そして長さが揃ったところでもう一度熱を入れる。
この焼入れで竹ピースは数パーセント軽くなりカチカチに硬くなる。

熱入れが済んだ竹ピースはノードレスの接着ののためのスプライス加工。
そしてノードレスの接着。

ここまででやっと節のない長い竹の棒の姿に。
またバットセクションはインナーとアウターは別々に作っているので
ここに来てようやくインナー・アウターの接着。
そしていよいよラフカット。
なんか気の長いというか手間食いというか(笑)

6’06”のラフカットを済ませたところで
7’03”の各ピースの加工



7’03”は夕べのうちに熱入れまで済んだので
今朝のうちにスプライス加工。


昼間は本業お仕事なので
今夜にでもノードレスの接着。

そして6’06”は仕上削りの段取りに入る。

まあ、ぼちぼちってとこかな。。。。。


  

Posted by ひさ父 at 11:02Comments(2)竿作り