今度は真竹に挑戦

ひさ父

2011年09月19日 11:11

いつも私が竿に使う竹は淡竹ばかり。
知り合いの山に生えているものを
切らせてもらっているからだけれど
フライロッドではあまりポピュラーな竹ではないよう。
そこで今度は使っている方も多い真竹で竿を作ってみよう。

その前に淡竹・真竹・孟宗竹を比べてみよう。
まず淡竹


よく言われる通り細いファイバーが表皮近くに集まっている。
これなら表皮側のファイバーを使ったホローな竿ってのはうなずける。

次は真竹


淡竹より表皮側のファイバーが細く
中へいくに従って本数は少なくなっているけれど
淡竹よりファイバーの密度は濃い。
真竹の節はとてもごつい訳がこの辺にあるのかもしれない。

そして竿作りでは敬遠ものの孟宗竹


ファイバーはちょうど淡竹と真竹の中間ぐらいだろうか。
淡竹よりは中の方までファイバーが詰まっている。
ファイバーの太さも淡竹より細く真竹より太いよう。

こうやって比較してみると
それぞれの竹の使い方が見えてくるような気がする。

さて、今度作る竿は真竹。
この写真を見る限りあまりホローするより
ソリッドに近い方がいいかもしれない。
それと表皮近くのファイバーをうまく使うためには
あまり深くスクレーピングしない方が良さそう。
ともかくグダグダ考えてるより1本作ってみよう。

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取りかかる真竹の竿は
7’06”の3ピースのつもり。
ラインは#4でエイヤ〜って遠投ねらい。
って書くとお解りでしょう。
そう、管理釣り場のポンドで遊ぶ竿なんです。
だから50cm級の魚にものされないような竿にしなくちゃ。
釣りの腕前はさておきですが(笑)

そうそう、上の写真なんか蛇の柄みたいで気持ち悪いですね。
蛇まったくもって大苦手なんです。
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