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2013年01月23日

柿渋その後と竿のメンテナンス

昼飯後のひと休憩
先日から柿渋を摺り込みしたブランクのチェック。

柿渋を数回摺りこんで乾燥
その後も同じように摺りこんで試しに柿渋を主材として
亜麻仁油や桐油をブレンドしたオイルを摺りこんでみた。
一晩乾燥ブースで乾かして昼過ぎに外で観察。
柿渋その後と竿のメンテナンス


中央が柿渋摺り込み仕上げ、右がまだ接着前の生地の古竹。
そして左がおなじく柿渋仕上のトンキン。
ちょっとわかりずらいけれど柿渋の色が上がってきているのと
艶っぽさがなんともいい感じ。
色はまだまだこれから濃くなるだろうけど。

そして一番心配なことは防水(撥水)のこと。
そこでピシャっと水かけて
柿渋その後と竿のメンテナンス


最後にオイルを混ぜてあるので当たり前といえば当たり前だけど
いい感じのはじき方です。

このあとグリップ周りやガイド用意してラッピング準備する間に
柿渋+混合オイルが完全に硬化してくれればOKかな。

今までオイルフィニッシュでやってきてちょっと断念したのは
まず乾燥時間。
最初からオイルの拭き塗りはこの季節は時間かかり過ぎ。
それで乾燥時間が読める合成樹脂系のものに頼るしかなかったけれど
乾燥ブースのおかげでどうやらそれもクリアできそう。
あとは防水の考え方。
竿使ってくれる人に手間をかけさせてしまうけれど
釣行前後と保管時にワックスなどのメンテを頼めればいいけれど。
やっぱりこれが一番の難題。
ワックスをつけるからメンテしてねってでいいんだろうか。。。。。
でもカーボンの竿だって面倒見てくれる人は面倒見るし
竹竿だからってのは言いたくないけど、、、、
やっぱりメンテして欲しいけど。


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この記事へのコメント
箱根の関所の外壁に柿渋を塗っていたのも、腐食・防水目的だそうで、
昔の番傘も紙に柿渋を塗り重ねて、防止を施したほど。
柿渋が染込めば、十分に防水機能が望めるかと・・・。

釣り人は、自分の道具が好きだから、まして竹竿ならなお更ナデナデ・・・も厭わない。
ワックスのメンテも楽しみの一つですよ!
逆に、ほったらかしのままじゃあ、つまらないっす!!
Posted by のっち at 2013年01月24日 12:14
のっちさん。そうですね。
柿渋って防腐防虫、そして防水効果が高いらしいですね。
柿渋を拭き重ねてみて気がついたんですが
かなりの量の柿渋が染込んでいます。
材木の場合だと完全に硬化すると強度もアップするとのこと。
いよいよ興味津々期待大です。

竿のメンテも釣りの一部って思ってくれれば
ワックス掛けも楽しいんですけどね。
ちなみに私は竿作るのも釣りのうちってとこです。(笑)
Posted by ひさ父ひさ父 at 2013年01月24日 14:19
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