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2013年03月07日

竹フェルールの摺り合せ 他 いろいろ。。。

竹フェルールの竿を作り出してかれこれ2年。
だいぶ加工精度は慣れのおかげでよくなってきたけど
何せ手加工だから最後の摺り合せが一番の難関。

フェルールの差込のテーパーも最初は少し強めにして
といっても5センチの差し込み長さに対して0.02ミリの設定だけど
それでもちょっと擦り過ぎるとオス側の先端が細くなりすぎて厄介なことになる。
最近は差込のテーパーはつけないでレベル加工している。
えっ、それじゃあ抜けなくなっちゃうんじゃない?って思うけど実は大丈夫。
答えは簡単、緩くつければいいのです。
まあスカスカじゃあダメだけどヌルって入るぐらいかな。
そして実際にその緩さで釣をしても心配するほど緩まない。
これはきっと差し込み長さを長めにしてることと
フェルール自体がほんのちょっと曲がるからその摩擦で緩まないのだろうけど。

さてそんなフェルールだけれどそのヌルっていう感じにするには
まずはオスフェルールを研磨して
スルって入るぐらいにしておく。
竹フェルールの摺り合せ 他 いろいろ。。。


そして研磨してスル状態になったら
エポキシのコーティング材をたっぷり塗って
竹フェルールの摺り合せ 他 いろいろ。。。


雌フェルールに差し込んで
挿したり抜いたりを繰り返してエポキシを十分馴染ませて
ここでエポキシの硬化する前に抜く。
抜くの忘れると1ピースの竿が出来上がる(笑)

後は硬化を待って慎重にまたペーパーとコンパウンドで摺り合せ。
これでヌルっと入る竹フェルールの完成っと。

朝、食事前にこんなことしてたけど
今日は穏やかで風も春のそよ風。
手が空いたらちょっと竿振ってみようっと。

昼飯の後腹ごなしに竿とリール持って
竿は昨日出来立てほやほやの7’03”。
まずはDTの#4
竹フェルールの摺り合せ 他 いろいろ。。。


次はDTの#3で
竹フェルールの摺り合せ 他 いろいろ。。。


予定ではラインは#4なんだけど振ってみると意外とバットが繊細なこと。
そこで#3引っ張り出して見ると、な~んだ、#3じゃん。
ついでにいろいろな竿出して見たけどほとんど#3。
まあ#3と#4って使う人によって感じ方違うし。
とりあえず私は#3ということで。

ラインのこと考えてたら、あ、あれあるじゃん。で
引っ張り出したのは一時はまってたシルクライン。
シルクラインっていってもDTやWFじゃなくて単純なレベルラインに
シルクのリーダーつないだハンドメード物。
巻いてたリールからはずして天日干し。
竹フェルールの摺り合せ 他 いろいろ。。。


ついでにリールも日かげ干し(笑)
竹フェルールの摺り合せ 他 いろいろ。。。


そうだ、久々にシルクラインの釣りもしようかな。

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ラインのこといろいろ書いたけど
このラインの番手指定ってのがなかなか曲者。
私がこれがばっちりと思う番手と
他の人がばっちりと感じる番手は必ずしも一緒じゃない。
それじゃあどうする?っていうと
それぞれの長さの竿で三つのテーパーを決めておけばいいけど。
6’06”から7’03”まで3インチ刻みで長さで4種類、
それに3つのテーパーで全部で12パターン。
これ全部デモ用に作ったら、こりゃきりがないよね。ははは。。。。



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