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2011年10月28日

真竹6’09” 竹辺の焼入れ

小割りまで終わった真竹6’09”
最初に表面を真っ黒に焼いてはあるけれど
もう一度今度は裏側から焼きを入る。
っとその前にそのまま焼入れしても内側のスカスカな部分が厚く
なかなか熱が通らないので裏面を削り取る。
まずはこんなふうに角材の上に竹辺をセットするガイドを貼付けて
竹辺1本ずつ電動カンナで裏側をザクザク。
真竹6’09” 竹辺の焼入れ



これが削り終えた状態
おおよそ厚さ4mm程度。
真竹6’09” 竹辺の焼入れ

左が削り終えたもの。右が前。
おおよそ半分ぐらいの厚さに。

さてこれで準備完了、焼入れに入る。
焼入れは専用のオーブン、じゃあなくてアイロンです(笑)
オーブンのように荒削りまでしたスプリットをバインドして焼くのではなく
まだ竹辺の状態で焼入れ。
これはノードレスのスプリットがジョイントを接着剤で繋いで作るので
接着してからでは接着剤が熱で犯されそうなので。
真竹6’09” 竹辺の焼入れ

今まで焼入れの温度(アイロンの温度設定)や時間は今まで作ってきた竿の経験値以外の何ものでもなかったけれど
今回はちゃんと温度計って見ることに。
真竹6’09” 竹辺の焼入れ

どうやら175度近辺で温度上昇が止まり
アイロンのサーモスイッチも付いたり消えたり。
よく焼入れはトンキン竹の場合180度で10分とかと聞いていたのし
真竹の場合は低めの温度で時間は長めがいいとかも。
今回はとりあえずこの温度で10分焼いてみることに。

これが焼入れ前と後。
真竹6’09” 竹辺の焼入れ

上が焼入れ後で下が前。
かなりいい色に変化してきた。
重さを量ってみると約7%程度軽くなっているので
天日乾燥の状態から表面を焼いた時と合わせると
12〜15%軽くなったことになる。
なんとか必要本数の焼入れが終わり
真竹6’09” 竹辺の焼入れ

真竹6’09” 竹辺の焼入れ


う〜ん。かなり焼きが入った模様。
これならパリッとした感じの竿になりそう。

さてこれからはノードレスのジョイントの加工に入るわけで
やっぱりノードレスって面倒かな(笑)

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焼入れにかかった作業時間
竹辺の裏側の削り  1.0時間 竿2本分
焼入れ       24X2X2/6=16 X10分 2時間40分  竿2本分


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Posted by ひさ父 at 17:25│Comments(0)Rod
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