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2012年01月13日

中空加工用のフォーム

ブランクを中空にすると
竿自体が軽くなるのはもちろん
そのアクションもパイプ効果(っていうのかな)で
動きの速い竿になるのは皆さんご存知のこと。

でもそのための加工方法はいろいろで
私も見よう見まねでやってきたけれど
その精度はまったく目見当。

そいじゃあいかんなあと、なんとか治具作ってと
発想15分加工30分でちょいちょいっと。
まずは材料から
中空加工用のフォーム

用意したのはアルミのアングル(3mm厚)と3mmの平板2枚と1mmの平板1枚の計3枚
それとM3の皿ビス12本

作る過程は省略して
ハイ出来上り、
中空加工用のフォーム

これはスプリットを1ミリ厚にする為のセット状態
計ってみると1.05mmぐらい。
いいじゃないですか(笑)

そしてちょいっとセット状態を変えて
中空加工用のフォーム

これは2mm厚に加工する時のセット。

なんと0.5mm単位で厚さが調整可能なんです。
まあ種を明かせば0.5mm厚のワッシャーを両側のアルミの板の下に挟んでるだけなんだけど。
いわば半固定式とでもいえば聞こえがいいかな。

これで今回から<こんなもんでしょ中空加工>は少しは精度が上がるってことで(笑)

さてもう一ついじりました。
中空加工用のフォーム

まずはこいつ。
刃を押さえる部分のボルトがマイナスねじなんだけど
こいつがいつも具合悪くてヘキサのボルトに交換。

もうひとつこれ
中空加工用のフォーム

スタンレーのカンナは底が真っ平ら。
ってことは刃がフォームを擦るってこと。
お高いカンナの中には最初からグルービングしてある物もあるとか
そこでスタンレーの底に厚0.1mmのリン青銅の薄板を貼って。
ローアングルの荒削り用には2枚重ねで0.2mmの下駄
ハイアングルの仕上げ用の方は1枚で0.1mmと言った具合。
これならフォームの設定を0.1mm少なくしとけば理屈ではOK。
あとで削って実際はどんなもんか試してみようっと。

なんかこんなことしてて竿の方一向に先進んでないじゃん。
ですね。。。。


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届きました。
昨年の暮れ、忙しい時承知でお願いしていたフィラー。
中空加工用のフォーム

そうなんです。
私旋盤ないのでこういうパーツはプロの方にオーダーしてます。
今回はバールやスポルテッドの杢目でとお願いして削ってもらいました。
竹竿作り出した頃はもっとおとなしい杢目が好きだったけれど
最近はこれぐらい賑やかな物が良くなっちゃって。
この賑やかな杢目を三分艶ぐらいで仕上げたら渋いでしょ(笑)


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Posted by ひさ父 at 18:32│Comments(2)Tool
この記事へのコメント
これいいですね^^

私もこんなもんでしょホローなもので・・・^^;
やっぱり再現性の面で辛いものがあります

プレーンに下駄を履かせるのもとっても
興味があります。仕上げ削りに使っている
鋼入りの刃、なまじ固いのでフォームも
削っちゃって^^;
使用後のレポ楽しみにしてます^^
Posted by カバ at 2012年01月14日 00:49
カバさん、おはようございます。
なんかこういう道具を作るのも楽しいです。

さてラインのメンテ済んだから
竹削りにドボンします(笑)
Posted by ひさ父ひさ父 at 2012年01月14日 11:08
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    コメント(2)